未取得の医療機関が令和7年度中に届出を行うメリット

【令和7年度】医療・介護「賃上げ・物価高騰」支援金まとめ
令和7年度、医療機関や薬局の経営を支援するための2つの給付金が支給されます。
診療報酬とは別に支給される「一時金」ですので、申請漏れがないようご確認ください。
1. どんな補助金?
大きく分けて以下の2種類があります。
1. 賃上げ支援:スタッフの給与改善(ベースアップ)に充てるお金
2. 物価高騰支援:光熱費や食事・材料費高騰への対応(使途報告不要)
2. いくらもらえる?(支給額の目安)
施設タイプごとに「賃上げ」と「物価」を合わせた合計額のイメージは以下の通りです。
施設タイプ | ①賃上げ支援 | ②物価高騰支援 | 合計受給額 |
| 無床診療所(医科・歯科) | 150,000円 | 170,000円 | 320,000円 |
| 訪問看護 | 228,000円 | (対象外) | 228,000円 |
| 薬局 | 7万~14.5万円 ※店舗数による | 5万~8.5万円 ※店舗数による | 12万~23万円 |
| 病院 | 病床数 × 8.4万円 | 病床数 × 11.1万円 +加算(500万~) | 病床数×約20万円 +加算 |
| 有床診療所 | 病床数 × 7.2万円 ※2床以下一律15万 | 病床数 × 1.3万円 ※13床以下一律17万 | 規模による |
※薬局はグループ全体の店舗数によって単価が変わります。
※病院の物価支援には、救急・分娩・手術の実績に応じた加算(500万円~2億円)があります。
3. もらうための条件は?(ここが重要!)
「① 賃上げ支援」をもらうには、診療報酬の『ベースアップ評価料』の届出が必要です。
• 病院:令和8年(2026年)2月1日時点で届け出ていること。
• 診療所・訪問看護:令和8年(2026年)3月1日時点で届け出ていること。
• 薬局:令和8年6月1日時点で届け出ることを「誓約」すればOKのケースあり。
※「② 物価高騰支援」は、ベースアップ評価料の届出に関係なく、原則全ての施設がもらえます。
4. 申請時期と方法
施設によって申請先が異なります。
• 病院
◦ 申請先:国(厚生労働省)の専用Webシステム
◦ 期限:令和7年5月31日まで(予定)
• 診療所・薬局・訪問看護
◦ 申請先:都道府県
◦ 期限:都道府県からの案内をお待ちください(自治体ごとに異なります)
今やるべきこと
1. ベースアップ評価料の検討:まだ取得していない施設は、この補助金(賃上げ分)をもらうためにも、届出の準備を始めましょう。
2. 情報のチェック:診療所・薬局の方は、都道府県や医師会・薬剤師会からのお知らせを見逃さないようにしましょう。
参考・注意
参考資料
※本記事は2026年2月13日時点の情報です。
内容の正確性には努めていますが、誤りがあった場合や情報の変更による損害の責任は負いかねます。
必ず最新の一次情報をご確認の上、ご自身の判断でご利用ください。
ご案内
社会保険労務士法人野島事務所は、ベースアップ評価料の届出代行を承っております。
また、給与計算代行についても併せてご依頼いただいた場合には、ベースアップ評価料の収支管理まで一貫して行っております。
是非お気軽にご相談ください。


